【前編】「さらに拓く」ためのestieのエンジニアリング - イベント書き起こし記事

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※本記事は1/25に開催された「『さらに拓く』ためのestieのエンジニアリング」の書き起こし記事となります

イベント概要

estie(エスティ)は2022年1月12日、約10億円のシリーズA資金調達を発表いたしました。調達した資金を活用して、商業用不動産業界のデジタルトランスフォーメーションをより加速すべく、「estie pro」を拡張するマルチプロダクト戦略を展開。これを支えるべく、組織規模を1年で2倍以上に拡張させる計画を発表いたしました。

seriesa.estie.jp

今回は、CTO岩成とVPoE青木の2名がパネルディスカッション形式で対話をし、シリーズAまでのスタートアップ経営の面白さ・難しさ、今後のプロダクト戦略・組織戦略について対談しました。司会進行役は、ソフトウェアエンジニアの丸島です。

登壇者紹介

丸島:まずは自己紹介をお願いします。

岩成:元々はIndeed Japanにソフトウェアエンジニアとして3年ほど勤め、求人募集情報を集めて提供するデータパイプラインを開発していました。estieには2020年10月から業務委託として関わり始め、2021年8月には取締役CTOとしてプロダクト開発やチーム作りを中心に行っています。

青木:新卒でアクセンチュアデジタルに入社し、複数のクライアントの元でデータ基盤刷新やCRM基盤構築、機械学習導入プロジェクトなどに従事しました。estieには2019年11月よりVPoEとして参画し、現在はインフラ周りや組織づくりを担当しています。

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estieってどんな会社?

丸島:簡単にestieの会社紹介をお願いします。

岩成:estieはオフィス不動産をデジタル化する会社です。「産業の真価を、さらに拓く。」というPurpose(estieの存在意義)を掲げています。さらに拓くというのが、今回のイベントのテーマにあたるものです。ちょっと抽象的な話になりますが、プロダクト部門にあてはめるとこんな形かなと思います。

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岩成:具体的に何を作っているのかでいうと、今は2つ大きなプロダクトがあって、実際にオフィスを探しているテナントと仲介会社をつなぐプラットフォーム『estie』、不動産事業者様向けのデータサービス『estie pro』の2つのプロダクトを展開しています。その2つのサービスにデータを届ける結構壮大なデータパイプラインも作っています。

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岩成:今後はプロダクトを増やし、それらの相乗効果で顧客の業務に刺さるサービスを提供したいと考えています。

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丸島:ありがとうございました!ここからは実は台本ないんですが、ご覧になっていただいてる方の質問に答える形で進めて行こうと思っております。

ウェビナー参加者からの質問

各プロダクトが抱えている課題は何ですか?

丸島:まずは僕からの質問です。各プロダクトが抱えている課題は何ですか?なりさん教えてください。

岩成:複数プロダクトでフェーズが異なるので、一概には言えないんですけど、例えばestie proの市場調査機能で挙げると、顧客セグメントを広げることやサービスの質をさらに高めることが引き続き重要であると考えています。

岩成:また、現在新しいプロダクトをざっくり3つくらい立ち上げているのですが、0→1フェーズで顧客ニーズを深堀りしていくのはまだまだこれからで、楽しいところかなと思っています。

丸島:なるほど。青木さんは採用も担当しているので、人員構成も考えていると思うんですけど、どうしていきたいなとかありますか?

青木:やりたいことはたくさんあるんですよね。お客さんと話せば話すほどたくさんの課題を抱えていると感じているのでやりたいことがどんどん増えています。なりが言うように、既に3つ新しいプロダクトを作り始めているので各プロダクトが自律・独立して、課題を解決しながら進んでいくというイメージを持っています。

青木:採用の観点では、チーム(部門)としては今年中にメンバーを2.5倍(16人→40人)に増やしたいと考えています。全社的にも今年中に80人まで増やしたいと考えており、メンバーの意思疎通・情報共有の在り方について考える必要があると思っています。1対1のコミュニケーションも限界がくるし、いわゆる30人の壁というフェーズがやってきたかなと感じています。なりも最近その辺り考えてるよね?

岩成:そうですね。プロダクトの数が増えるにつれて、全体ミーティングで全ての情報を共有し、本質的な議論をすることが難しくなっています。そのため、一定属人的にプロジェクトを進めていくことも一つの選択肢であると考えて最近試してみたりしています。

青木:それぞれのドメインで全く違う課題を解くということであれば部門も分けちゃって接する機会を減らしてもいいかと思うんですよね。でも、estieの場合は各プロダクトが解きたい課題が全部繋がっていてシナジーを産むので、プロダクト間のコミュニケーションもとても重要だと思ってて。各プロダクトの自立性とプロダクト間の意思疎通のバランスをどうやって取るのかが、難しいなとよく思っていますね。

スタートアップでは1つのプロダクトにフォーカスする方が良いと一般的に言われる中で、複数プロダクトを作っていくという意思決定をしたのはなぜですが?

岩成:そうですね。複数プロダクトを作るのはアンチパターンと言われることもあります。その上で複数プロダクトを作る理由は、estieが届けたい価値が顧客のバリューチェーンに入っており、複数のプロダクトを用いてトータルで価値を提供したいと考えているためです。これはVertical SaaSであるところが効いてるかなと思っていて、estieのように特定業界に特化したプロダクトを提供する場合、その業界の業務の解像度を上げ、顧客のバリューチェーン全体に対して価値を提供することが重要だと思っています。信(青木)はどう思う?

青木:estie proを提供する中で、解決したい顧客の課題が沢山見つかりました。1つのプロダクトでは顧客の業務の一部を改善することしかできず、本質的な顧客の業務改善を実現するには、複数プロダクトを提供する必要があるなと考えるようになりました。

青木:例えば不動産業界では、情報のやり取り自体がデータになっていないことがあって、「この物件に空きが出ました」という情報の連絡を紙やPDFで取得している。場合によってはそのPDFでもらった情報に口頭で聞いた情報をメモして、それを社内のデータベースに入れてってプロセスを踏んでいることも多くて。業界を知ったりお客さんと話すたびに新しい発見があり、前職時代コンサルで色々な業界のお話しを聞いてきた方だと思っていたんですけど、いい意味で衝撃を受けて、やりたいなと思うことがたくさんある業界だなって感じています。

岩成:私もプロダクトマネージャー時代に、業界の解像度をあげるために顧客の職場で一日業務体験のようなことをさせてもらいました。実際の業務を現場で体感することを通して、課題を身近で感じそれを解決しうるプロダクトを考えるのがとても楽しかったです。

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各プロダクトチームの構成について教えてください。今後どのような構成にしようと考えていることはありますか?

青木:ベストソリューションを模索しながら、去年の7月にチーム構成を大きく変えました。それまではワンチームで開発を進めていたのですが、開発チームを分離していき、現在では5名程度のチームにわかれて自律的にプロダクト開発を行っています。estieでよくある構成は以下の形です。

  • プロダクトマネージャー 1人
  • フロントエンドも担当するデザイナー 1人
  • QA 0.5人
  • ソフトウェアエンジニア 2~3人

青木:今後会社が大きくなっていくことを考えた結果、このような構成にしています。

青木:「QAの担当者がいるか」という話については、前になり(岩成)が社内で色々と提起してくれていたよね?

岩成:この話は別のイベントで詳しく話そうと思っていましたが、私は前職でQAと一緒に働いた経験があり、QAの担当者がいることはとてもいいなと感じました。その経験から、estieでもQAチームを立ち上げたいと考えています。

inside.estie.co.jp ※ QAについての考え方はこちらの記事をご覧ください


続きは、後編で。

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