グッドデザイン賞の2次審査で落ちちゃった話【提出資料公開】

株式会社estieでデザイナーをしている荒井謙です。社内ではもっぱらあらけんと呼ばれています。
estieが開発・運営しているサービスのデザイン全般とフロントエンドの実装を担当しています。
趣味はラジオを聞くことで、ハライチのターンとおぎやはぎのめがねびいきのヘビーリスナーです。ラジオメールを送るレベルで好きです。

このブログで書くこと

2020年度のグッドデザイン賞に応募して落ちちゃったことを提出資料とともに振り返ります。
今年の受賞作品は2020/10/1(木)に公開されていますので以下のページでご確認いただけます。
www.g-mark.org

わざわざ落選したことを公開するのはメリットないしダサいし若干の抵抗がありましたが、提出資料を作っている時に公式情報以外で参考になる情報が見つからず、手探り状態が辛かったのでGIVEの精神で書きます笑

公式ページでは今年の作品に限らず、年度別アーカイブとしてこれまでの受賞作品のエントリー情報を見ることができるので、とても参考になると思います。
www.g-mark.org

ただ、撮影禁止の中で行われる2次審査で展示したものが見られる場はあまりないっぽいので、そちらの方面でお役に立てれば良いなと思っています。

この後、少し会社の紹介や応募の経緯など前置きがありますが、そんなのどうでもいいから早く資料見せてくれ!って方は「応募対象について」からお読みください笑

タイトルにも書いていますが、2次審査で落ちているので役立つ情報かどうかは保証できません!笑

株式会社estieってどんな会社?

本題の前に少し会社とサービスの紹介をさせてください。株式会社estieは、オフィス不動産を主なドメインとする「不動産テック企業」です。
現在、「estie」と「estie pro」という2つのプロダクトを様々な領域のオフィス不動産に関わるユーザに提供しています。

estie proとは

全国7万件以上、都心5区90%を網羅した日本最大級のオフィスビル情報プラットフォームです。
オフィス不動産業界の物件を所有している「オーナー」、オフィスに入居される企業様との間で契約を仲介する「仲介会社」といったオフィス不動産に関わる「pro」のユーザーの方々に利用していただいています。
leasing.estiepro.jp

estieとは

オフィス探しをシンプルにするための賃貸オフィスのマッチングサービスです。
オフィスを探している企業の方が登録するだけで、複数の優良エージェントからまとめて物件の提案を受けることが出来ます。
また、自分で条件を指定して物件を検索したり、独自開発したアルゴリズムによるAI自動提案を受けることも可能です。
estie.jp

なぜグッドデザイン賞に応募しようと思ったか

きっかけは昨年行われた全体合宿に遡ります。全体合宿の最後にメンバー全員の前で「これから1年のTRY」を宣言する場がありました。

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TRY宣言の様子

メンバーそれぞれが思い思いのTRY(エンジニアだけど営業して何か案件を取る、新しくサービスの立ち上げをする、ピッチで優勝するなどなど)を宣言する中、私は何にしようかなあと考えていました。

思いつかない…w

焦りながら次の3つを満たすTRYを考えていました。

1. 全員の印象に残る分かりやすいTRY
2. 成果に対してデザイナーとしての自分のコミットの純度が高いTRY
3. 誰が見ても成果が白黒ハッキリ分かるTRY

「キャッチーで、自分の頑張り純度が高く、誰から見ても明らかな結果が伴うもの」を考えていく中で特に「自分の頑張り純度の高さ」は意識していました。

営業・エンジニアと一緒に作るサービスで実現することはなかなか難しいことですし、何より個人のTRYを宣言する場なので逃げ道となりそうなものは用意したくないなと思っていました。

サービスを利用いただくユーザーではない第三者から客観的に「デザイン」が評価されること、この条件を満たすものを考えていく中でグッドデザイン賞が思いつきました。
名前は聞いたことあるし、街中でもたまに赤いGのロゴマーク見るなあ程度の知識しかなかったのですが、勢いで「estieかestie proでグッドデザイン賞を取る」というTRYを宣言しました。

審査に向けた準備

そもそもグッドデザイン賞って何?

グッドデザイン賞について公式ページでは以下のように説明されています。

グッドデザイン賞は、1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加しています。これまでの受賞件数は48,000件以上にのぼり、受賞のシンボルである「Gマーク」は、よいデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。

www.g-mark.org

合宿の後に審査の概要を調べ、2020年の応募受付は4月に開始されることを知った私は、とりあえず2019年いっぱいは意識することをやめました笑(合宿以降の2019年はestieとestie proのフルリニューアルに忙殺されて終わりました)

代表に相談

2020年3月末に1次審査も近いし…ということで再度グッドデザイン賞について調べました。改めて調べて分かったことは

「え、結構時間とお金かかるやん…w」

ということでした。

▼ 時間

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https://www.g-mark.org/guide/2020/guide2.html#guide2-2 より

▼ お金

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https://www.g-mark.org/guide/2020/guide2.html#guide2-2 より

自分的には結構この2点はネックかなあと思っていたのですが、代表に相談したところ二つ返事でやろうよって感じだったのでここは意外とスムーズに事が進みました。

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1on1後のslack

↑テンション笑
こうして1次審査の準備が始まりました。

1次審査に向けて準備したこと

YouTubeでキックオフセミナーが配信されたので、まずはそちらを視聴しました。
セミナーでは2020年のグッドデザイン賞のテーマである「交感」について話されました。
今年のテーマに至った経緯やその意図などを紹介すると長くなるのでこちらでは割愛しますが気になる方は以下のアーカイブを見てみてください。

2020年度グッドデザイン賞キックオフ・セミナー(録画)
キックオフセミナーは初のオンラインでの取り組みだったようです。審査委員長の安次富さんと審査副委員長の齋藤さん、ファシリテーターとしてTakramの田川さんが登壇されました。
テーマである「交感」に込められた意味の説明に始まり、今後求められるデザイナーについて議論は多岐に渡りました。
安次富さんは、作り手と受け手がお互いに相手の気持ちを思い、感情が双方向に通信している(一方通行でない)状態が必要とされていると語っていました。また、齋藤さんは、昨年のテーマ「共振」で意図した業界の越境、技術の調和に加え、さらに作り手・受け手の感情や感性の交わりまで踏み込んだものをグッドデザイン賞を通して見つけていきたいと語っていました。

終わりの30, 40分は審査関連の延長で教育や産業の話もされているのも面白いポイントです。
個人的にグッときたところは、安次富さんが「デザイナーとは目的に対して企画して実現までを一通り実行する存在である。昨今デザインに対する解釈の拡大に伴ってデザイナーとしての入口は低くなってきているが、デザイナーとしてプロフェッショナルかどうか(=出口)は変わらずシビアに評価される」と言及した点です。
ピリッとした緊張感があって良いなと思いました笑


株式会社estieは情報技術で不動産をアップデートする不動産テック企業で、estie proはオフィス不動産オーナーと仲介会社、estieは仲介会社とオフィス探しをしている方を繋ぐサービスです。
不動産×ITで業界内の課題と、業界を越えた普遍的なニーズである「オフィス探し」に関わる課題に取り組む存在であることは比較的「交感」というテーマにフィットしやすいかなと思いました。

一方で、グッドデザイン賞に応募するものとしてestie proは初見の人にとっての価値の分かりやすさの点で難しいかも…と感じていました。
ただでさえオフィスの取引は馴染みが薄いのに、さらにそれを生業としているプロの方に向けて運営しているサービスは理解しづらいと思いました。結果、サービスとしてのestie1本で応募することにしました。

1次審査は「書類審査」です。
エントリー作品の仕様やデザインのポイント・経緯、競合との相違点などを記載する項目があります。項目数は割と多めなのですが、それぞれの入力可能文字数は少ないので簡潔にまとめる必要があります。


ここまで読んで下さった方、ありがとうございます!
吹っ飛ばして来られた方、ようこそ!笑

以下、estieがどのような資料を提出したかの振り返りです。書くときに私が意識したことも参考までに記したいと思います。

応募対象について

カテゴリは「19-01 一般・公共用アプリケーション・ソフトウェア、スマホ・タブレット向けアプリ」を選びました。カテゴリと完全マッチしてる感覚はありませんでしたが、消去法で選びました。
その他以下の情報を登録しました。ここら辺はサクサク終わります。

・一般名称:オフィス賃貸マッチングプラットフォーム(Online office search marketplace)
・応募対象の固有名称:エスティ(estie)
・事業主体:株式会社estie(estie, inc.)
・応募者:株式会社estie(デザイナー:荒井謙)

デザイナー情報

株式会社estie デザイナー 荒井謙(estie, inc. Design Div./ Ken Arai)

と書いて終わり。サクサク行きましょう

仕様など(最大200文字)

応募対象の主な仕様を記してください。
・製品の場合:寸法、重量、容量、材質など
・ソフトウェアの場合:利用者のターゲット、動作環境など
・サービスや取り組みの場合:利用者のターゲット、利用形態、利用範囲など
・建築の場合:面積(敷地、建築、延床)、主体構造・工法、階数など

この項目で利用者のターゲット、利用形態、利用範囲をどこまで踏み込んで記載するかを悩みましたが、ここらへんの言及は他の項目でカバーできると後々分かったので動作環境と合わせて簡潔に記載するだけに留めました。

estieは、「オフィスの移転検討者」と「賃貸オフィス仲介会社」 をつなぐプラットフォームです。 PCとスマートフォンのWebブラウザ(Google Chrome最新版、Safari最新版、FireFox最新版)での動作を保証しています。

画像・資料

ファイルを6つ登録することができます。私は6以外登録しました。
5の補足資料は作る必要があるのか、何に言及すべきかがよく分からず悩みました。

estieはログインしないと使えない機能が多いので、(審査用のアカウント情報を伝えてはいるものの)ログインの手間から内部が見られないという可能性を考えて主要ページのスクリーンショットとそのポイントを載せました。

また、審査項目だけでサービスのWHY, HOW, WHATが伝わるように書くことを意識しましたが、文字数制限ゆえに100%伝わらないことも考慮してその3点も記載しました。(心配性…w)

メイン画像(必須項目・受賞年鑑掲載およびウェブ公開用写真としても使用される)
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① メイン画像(必須項目・受賞年鑑掲載およびウェブ公開用写真としても使用される)
利用状況を示す画像など(任意項目・公開)
f:id:estie:20200921144004j:plain
② 利用状況を示す画像など(任意項目・公開)
デザインが注力したポイントを示す画像など(任意項目・公開)
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③ デザインが注力したポイントを示す画像など(任意項目・公開)
デザイナーの顔写真(任意項目・公開)
f:id:estie:20200921144143j:plain
④ デザイナーの顔写真(任意項目・公開)
補足資料(任意項目・その他、審査時に確認して欲しい資料)

speakerdeck.com

審査用動画(非公開)

以前制作したサービス紹介動画と現在稼働しているサービスに乖離があったので、この機会にアップデートしました。YouTubeにある動画URLを登録しました。

estie(エスティ)|賃貸オフィス・賃貸事務所をシンプルに検索

応募対象の概要

概要(全体像・応募対象が誰のための何のデザインであるか)を簡潔明瞭に記述してください。(最大160文字)

極限までシンプルに「誰のどんな課題を解決するか」をまとめないと160文字では収まらないので苦労しました。ただ、第三者に自社サービスを簡潔に伝えるために、改めて特徴や強みとなるポイントを振り返る良い機会となりました。

estieはなめらかなオフィス移転体験を提供します。現状の移転活動は、不動産仲介会社とのオフラインコミュニケーションを中心に行われています。そのため、オンラインで公開されている情報が最新とは限らず、正しい情報を入手することが困難でした。このようなオフラインでの移転活動の非効率性、情報の非対称性をestieが解決します。
Estie is what simplifies your office space search process. Traditionally, such process has been conducted via offline communication with real estate agents, and information on the web has not always been sufficient or up to date. Estie was designed to solve such inefficiency and information inadequacy by creating an online office search marketplace.

デザインのポイント

3点以内で「目的、実現手段/方法、それらによって得られた効果・効用など」を箇条書きにします。これも少なめの文字数制限があった記憶です。
意識したポイントは、
・先の「概要」で言及したオフラインでの移転活動の課題を解決するオンラインでの取り組みとしてストーリーが繋がること
・1-4の画像資料の「利用状況を示す画像」「デザインが注力したポイントを示す画像」とストーリーが繋がること
の2つです

1. 業界最大級の物件データを地図上にプロットし、直感的に近隣環境を把握することができる高い視認性を実現
2. オフィス仲介会社と直接メッセージ交換を可能にし、オフィスとの出会いから成約までスムーズなフローを実現
3. 仲介会社とAIによって提案された物件のデータを統合し、簡単に物件の比較・検討ができる高い操作性を実現

デザインが生まれた理由/背景(最大400文字)

この項目は文字数に若干のゆとりがあるので「課題の詳細な説明」を重点的に行いました。

不動産業界は情報公開・整備が不十分と言及されることが多いですが、特に賃貸オフィスの情報の非対称性は著しいです。例えば、「オフィスの賃料」は重要な判断材料となるにもかかわらず、インターネットでは「未定」と記されているケースがほとんどです。したがって、賃料をはじめとした非公開情報は電話等で各仲介会社に問い合わせる必要があります。複数社に問い合わせを行うのは面倒な上、不要なセールスを受けることもあります。このような環境下で行うオフィス移転は、機会損失やミスマッチに溢れており、十分に機能していません。一方、アメリカをはじめとする国々では情報公開が進んでいます。プロップテック(不動産×Tech)という言葉が浸透していることを象徴に、活発な経済活動が行われています。私たちは独自の技術で不動産データの集約・加工・整理を行い、日本でも高い透明性のもと最適なオフィス移転を実現するべくestieを作りました。

デザインを実現した経緯とその成果(最大400文字)

この項目は1つ前の項目で深掘りした課題を受けて、それに対するアプローチと成果を書いています。文字数制限ある項目が細切れに続くので、それらが分断されないように、読み手が置いてけぼりにならないようにストーリーとしての繋がりを意識しました。

estieはオフィス移転において必要な情報に簡単にアクセス可能にし、最適な意思決定をサポートすることを目指しています。そのため、「数多の物件情報を網羅性高く閲覧可能にするUI」と「優れた仲介会社とのスムーズなコミュニケーションを実現するUI」に注力しました。希望条件に合致する賃貸オフィスが地図上にプロットされるので、最寄駅やコンビニ、銀行等の近隣施設との位置関係が視覚的に分かります。主業務のかたわら複数の不動産仲介会社と電話やメール、面会などを行うのは骨が折れます。こうした課題を解決するため、オフィス移転担当者のタイミングで厳選された仲介会社に確認や問い合わせができるチャット機能をPCとスマートフォンで提供しています。estieはオフィス移転に関するデータと取引をオンラインに集約し、快適な使い心地を実現することで180社を越える企業の移転をサポートしています。

応募対象の補足情報

デザインの改良、競合・類似デザインとの差異について(最大400文字)

A社(ブログでは社名は控えさせていただきます)というサービスがオンラインで賃貸オフィスを取り扱うという点では類似しているものの、estieはオフィス移転したい人と不動産仲介会社が参加するマーケットプレイス的な立ち位置として機能している点で異なることを書きました。ここでも「デザインが注力したポイントを示す画像」で言及した推しポイント「不動産仲介会社とAIの両方から提案が届く」ということを繰り返し書いています。

A社のサービスとは賃貸オフィスに関する情報をオンラインで閲覧可能にしている点で類似しています。しかし、estieはオフィス移転担当者と不動産仲介会社や賃貸オフィスに関するデータを繋ぐプラットフォームとして機能している点で異なります。estieという賃貸オフィスプラットフォームは、「業界最大級のデータベースからAIが行うレコメンド」と、「厳選された不動産仲介会社によるオフィスの直接提案」をオンラインで可能にしています。紙で行われることが多い従来のオフィス提案の様式をPDFファイルによる提案に代替し、オフィス移転担当者にとって重要な情報を簡単・安全に管理できるようにしました。また、不動産仲介会社は希望条件に基づいた提案を行うことができるため、ミスマッチがなくなり、提案効率の向上が見込まれます。estieは賃貸オフィスプラットフォームとして参画する双方にメリットを提供しています。

これまでの実績(最大400文字)

この項目は…とりあえずアピールできそうなところをひたすら書きました笑

2019年9月よりサービス提供を始めてから、180社を越える企業のオフィス移転を支援してまいりました。estieは、スタートアップ企業を中心に、初めてオフィス移転をされる方から移転頻度の高い方まで幅広いお客様に利用されています。厳選された不動産仲介会社による経済的に優位な条件での物件提案が多く、estieで提案されたオフィス件数は4,000件を突破しました。その後の審査やコミュニケーションもオンラインでスムーズに進み、1週間で契約に至ったケースもあります。これらの実績や提供するサービスを評価いただき、B Dash CampやTechCrunch Tokyo 2019のSTARTUP BATTLE FINALISTに選出されました。また、estieが開発したAIによるオフィスのレコメンドやオフィス賃料の推定が高く評価され、不動産分野で唯一「HONGO AI AWARD」を受賞しました。

自由記入欄(最大400文字)

この項目は記述自体は任意ですが、せっかくですので会社として取り組む課題とアプローチをestie proにも言及しつつ少し大局的なことを書きました。

昨今の働き方改革や新型コロナウィルスを中心とした社会情勢において、オフィスの在り方は転換期を迎えています。今までにない速さで不動産市場が変化しているため、オフィス賃貸業者やオフィス移転担当者にはますますスピーディーな意思決定が求められます。私たちは変化する不動産市場で発生するあらゆる課題に対応するため、estieの他にオフィス賃貸業者を対象としたestie proという業務用ツールの開発・運営も行っています。従来、オフィス賃貸業務を行う際に鍵となる情報は、各企業が全方位的にオフラインコミュニケーションする非効率な形で流通していました。estie proは不動産情報を集約するデータプラットフォームとして情報の流通性・透明性を向上し、オフィス賃貸業者にスケールメリットをもたらします。私たちは、estieとestie proの両輪で不動産市場全体をアップデートする存在を目指しています。

2次審査に向けて準備したこと

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1次審査通過したので2次審査の準備に入りました。2次審査の位置付けは「現物審査」です。今年は「愛知県国際展示場」で行われました。
エントリーしたカテゴリの「19-01 一般・公共用アプリケーション・ソフトウェア、スマホ・タブレット向けアプリ」では応募対象の現品(必須)と補足資料(任意)を持ち込むことができます。
2次審査前には、展示に必要なスペースと設置方法を申し出る必要があります。私は1小間 (幅 1m x 奥行き 1m)で台置きを選びました。おそらく1番スタンダードな選択だったぽいです。
その他コンセントボックス(1個)、電気使用量(0.5kW以内)、電源(100V)を申請して事務作業を終えました。

2次審査にそもそも補足資料を持ち込むか、持ち込むなら何にするかと色々思案しました。2次審査は撮影禁止のため、これまでの作品の展示の具合や会場の様子が分かりませんでした。
会場審査期間は立ち会うことができず、現品と補足資料を展示することしかできないのでそれらで全てを伝える必要があります。

チラシや説明動画をループで流す端末等いろいろ検討した結果、今回はA1パネルを持ち込むことにしました。

A1パネル制作

こちらを作りました。最終的にこちらのパネルの訴求ポイントについて後悔することになりました笑

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作ったA1パネル

estieがあることによるbefore/after、現状の課題とそれが解決された後の世界への言及が弱く、フワッとしてしまったのが反省です。
また、8/18~8/20の2次審査に向けてラクスルにA1パネルの印刷の発注をしようと思っていたのですが、工場のお盆休みと重なり慌ててkinko'sに駆け込みちょっと予定よりコストかかっちゃったことも反省です。
来年も同じような時期に2次審査がある場合は、お盆のスケジュールにお気をつけください笑

次に、2次審査の際に役立ったものを紹介します。

▼ イーゼル(A1パネルを立てかける用)

▼ 携帯スタンド(それっぽく展示できる)

その他、延長コード(会場のコードちょっと長さ足りなかったので良かった)とポケットWi-Fiも持ち込みました。
あとパソコンとスマホはスリープしない、スクリーンセーバーに入らないように設定しました。もしもPCやスマホの電源が落ちてしまった時ようにログイン情報や操作方法を記載した紙も用意しました。

費用

グッドデザイン賞の審査料や必要備品代金、名古屋への交通費などを並べると以下のような感じでした。

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費用内訳(目安)

改めて、かなりのコストがかかっていることが分かります。エントリーに踏み切っていただいて本当に感謝です。この経験を必ず次に活かしたいと思います!!

最後に

途中でも書きましたが、改めて自社サービスが取り組む課題や解決方法の独自性を振り返ることができてよかったです。
提出情報の検討方法で最適かはわかりませんが私たちはslackでスレッド作って議論しました。
やり方としては結構泥臭い感じですが、個人的にはやりやすかったです。
最後に提出用の文言をesaにまとめて周知しました。

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slackでの議論の様子

チーム全員で第三者にとって分かりやすくサービスのアピールポイントを言語化する作業はとても有益だったと思います。
また、圧倒的当事者意識で自ら意見をくれる良いチームだなあと再認識しました。

不動産業界をITの力で改革する株式会社estieでは、エンジニアを絶賛募集しています。
新たな領域を切り開くため、最高の仲間に出会いたいです!

ご連絡、お待ちしています!

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